photo credit: bark via photopin cc
Webサイト製作で必ずと言って良いほど必要なメールフォーム。プログラミングが得意な人なら自分で作ってしまえるかもしれませんが、それほど得意ではないWebデザイナーの方は少し困ってしまうかもしれません。
ここではプログラミングがそれほど得意ではない方のための、PHPを使ったメールフォームの作り方を紹介します。
PHPでメールフォームを作る方法
ここではPHP工房のMailForm01を使ってメールフォームを設置してみます。
このプラグインの良いところは既に確認画面やサンクスページが入っており、簡単な設定だけですぐに使用できるところ。また、確認ページもWebサイトに合わせてデザインすることも可能なので、ある程度拡張性もあります。何より無料なのがGoodですね。
ここからは、このMailForm01を使ってメールフォームを設置する方法を紹介していきます。
PHP工房 MailForm01の使い方
MailForm01のダウンロード
まずはプラグインをダウンロードします。ダウンロードページには文字コード別に3種類用意されており、使用する文字コードに合わせて選ぶことができます。文字コードを間違えると文字化けの原因になるため、サイトに合わせてコードを選択します。
ダウンロードできたらzipファイルを解凍して中身をチェック。中身には本体のmail.php
とデモ用のcontact.html
が入ってます。
このcontact.html
をそのままサーバーにアップして、問い合わせページとしても使用できますが、ここでは既存のフォームに設置してみます。
MailForm01のためのname属性の書き方
プラグインのダウンロードができたので、実際にフォームに設置してみます。まずは既存サイトのディレクトリ(フォルダ)に本体のmail.php
をアップロード。その後既存サイトのフォームをカスタマイズしていきます。
カスタマイズ方法は簡単。form
タグにactionとmethodを記述し、フォームのname属性に項目名を書いていくだけ。
<form action="mail.php" method="post">
<input type="text" name="お名前(漢字)">
<input type="text" name="お名前(カナ)">
<input type="mail" name="Email">
<textarea name="お問い合わせ内容" cols="30" rows="10"></textarea>
</form>
name属性にきちんと項目名を書いておけば、後はプラグイン側で自動的に読み込んでくれます。
PHP側の設定方法
form側の設定ができたので次にPHP側の設定を行います。ここも難しいところはなく、さくっとやっていきましょう。
最低限設定しなければいけない必須項目は以下の3つだけ。
- サイトのトップページURL:トップページへ戻るボタンのリンク先
- 管理者メールアドレス:管理者用の自動で受け取るメールアドレス
- メールアドレス入力欄のname属性名:ユーザーのアドレス
この3つを以下のように設定します。
これで設定は完了。プログラミングの知識がなくても簡単にメールフォームを設定できました。
サーバーで送信チェック
メールフォームを設定できたら、実際に運用する前に動作チェックをしておきます。mail.php
をサーバーにアップして、ここまでの設定を行った後ならきちんと動くはずなので、問い合わせフォームに適当な文字を入力して送信してみます。
管理者メールアドレスに自動的に入力内容が送信されてくれば完了です。
PHPについて知っておきたい最低限のこと
ここまでPHP工房のMailForm01を使ったメールフォームの作り方を紹介してきました。既にPHPについて詳しい方は、PHP側のカスタマイズを行ってさらに機能を付け足したりすることもできると思います。
PHPについてよく分からない場合はこちらの書籍がおすすめ。今回のようなメールフォームを作る方法も紹介されているので、メールフォームを設置するついでにPHPについても勉強しておきましょう。